紐の豆知識

紐の歴史

紐の歴史は古く、縄文時代の土器につけられている縄の模様は撚り紐によるものと言われています。その用途は幅広く、衣服の装飾から楽器、武具、茶道具など様々なものに利用されています。衣類をまとったり、ものとものとを繋いだりと実用から生まれた紐は、時代の流れとともに実用的なものから、工芸的な美を伴ったものまで、様々な形で用いられるようになりました。紐は結ぶ道具としてだけではなく、結び方、結ぶひもの色、結びの配置などにより、吉凶、性別、身分などを表現するものとなったのです。

紐の種類と特徴

紐は大きく3種類にわかれます。

・「組紐」
伸縮性があり、和装の帯締めの多くはこの組紐が使われています。
・「織紐」
ほとんど伸縮性がなく「真田紐」と呼ばれます。主にお茶道具などを入れる木製の箱にかけるのに使われます。
・「撚紐」
伸縮は少なく実用性の高い紐です。鳥居にかかる締め縄、不動明王が手にもたれている五色の撚りひも、お相撲さんが腰に締める“まわし”などに使われています。

紐の結び方

■ 荷造り編
「かます結び」 ロープの端と端とを結ぶ方法のひとつです。結びやすく解きやすい。新聞や雑誌などを束ねるのにむいています。
「垣根結び」 垣根を作るときに使ったことから、この名前になったそうです。ダンボール箱など重い物を運ぶ時に。
「キの字かけ」 布団など大きい物を結ぶのにむいています。
■ 日常編
「縮め結び」 長さの調整がしやすく、家庭で電気コードなどをまとめるのにむいています。
「はな結び」 別名, ちょう結び。固くしまるが解きやすい結び方です。
■ 冠婚葬祭編
「結びきり」 一度結んだらほどけない。結婚の引出物、結婚の内祝(御礼・お返し)、快気祝に使用します。
「淡路結び」 水引の基本となる結び方。淡路結びを様々に組み合わせていくことによってより複雑な形を作ります。
「もろなわ結び」 結びが簡単にほどけることから、「何度あってもよい事」という意味で、出産や入学、ご挨拶、お礼、記念・祝賀行事などに使われます。
「逆淡路結び」 両端から水引を重ねるとき、淡路結びは赤が上になるのですが、逆淡路結びの場合は白を上にします。